練馬区大泉町

アトムさんのカルテから 2000

 2000年1月 久しぶりに肛門詮が噴火する。たまらなく臭いにおいとともに“おかく”がお尻を引きずって歩き始めた。これは彼女自身もかなりの体力を消耗するらしい。新年早々、成人式の後片づけもそこそこにアトム動物病院に向かう事になった。私たちもなんだか慣れっこになってしまったようだ。それまでエリザベスカラーを装着されると階段の上がり下りが出来なくなってしまった“おかく”なのだが、ついにはこの問題までも克服し、首を大きく左右に振りながら自由自在に階段の上がり下りが出来るようになった。つまりこのエリザベスカラーが邪魔で手元が見えなく、また、手(前脚)を前に出せない状態だったのが首を思いきり左に振り、その瞬間に右手(右前足)を階段にかけ、次の瞬間には首を右に大きく振る。そしてその隙に左足をあげ、階段を上っていくのだ。凄い! おりこう!!
 ムービーカメラを持っていれば、あの光景を撮ってみたいものだった。それはそれは感動的な一瞬だった。(飼い主にとっては)ア、今ならCANON EOS 1Dもあるし、Nikon D2H もあるからぱらぱら漫画でもとれるなあ。思い出すだに残念な事だ。

 しかし、この年はその後はとても平穏な年だった。何とか20歳を超すまで生きて、しっぽが何本かに別れて、化け猫になれるんじゃないかと、私たちは本気で期待していた。