練馬区大泉町

“ぺこ”、久しぶりに登場

 “ぺこ”は大きくなった。とてももう小猫には見えない。そして写真は嫌い。カメラを向けると、こうなるかまっすぐに向かってきて、レンズにぶつかるかどちらかだ。相変わらず私にはなつかない。



 それでもたまにはこんな顔が取れる時もある。これはこの頃の“ぺこ”の顔としてはかなりかわいいほう。“おかく”はエリザベスカラーもとれ、のんびりしており、相変わらず毛繕いに忙しい。たまには“ぺこ”とじゃれあった遊ぶ事もある。(とはいえ、ほとんど無視しているのは相変わらずだ)

 この頃からあたしは頭を坊主にするようになった。頭を刈って帰ると、“おかく”はいきなりびっくりしたような態度で恐る恐る近づいて来た。ベッドに頭を投げ出して寝転がると、顔や頭をくんくんと嗅いで確かめている。やがてどうやらこれはおやじに違いないと確信したのか、頭をなめ始めた。(“おかく”は自分だけではなく、あたしもよく毛繕いしてくれたのだ。)ところが坊主になった頭は“なめやすい”のか、いたく気に入り、これでもかとなめつづけてくれる。毛が薄くなったせいもあり、半時間もなめられていると結構“おかく”の、いや、猫の舌ってざらざらして痛いのだ。“おかく”はやめる様子がないので、ついにあたしは降参して逃げ出した。彼女は恨めしそうな顔をしてあたしの事を見ている。まだなめたりないようだ。

 少し髪が伸びてくると今度は毛が舌にからむらしく、あたしに“なめにくい”という。そうするとあたしはしぶしぶ床屋に向かうのだ。何だかのろけを書いているみたいな気分になってきた。