台東区浅草橋5丁目

体重ついに1.3キロ

 新築のマンションの壁はご覧の通りぼろぼろ。これは“おかく”と“ぺこ”の共同作業だ。昔なら慌てて、いけない、ダメ!と注意するところだが、もう自分の持ち家だ。どうせ売る時にはリフォームするのだから、もう関係ないもん。思いきりおやり! こういえる自分が何だか嬉しい。“おかく”と“ぺこ”は共同してこの作業に余念が無い。
 アトムの先生が昔言ったことがある。長く生きてくれるのと、好きなものを食べさせて、早死にするのとどちらが良い?って。この言葉がいまでも頭の中を駆け巡る。どちらにも一理あるが、すべては切り替えるタイミングの問題かもしれない。最後はこの先生も食べることができるのなら、何でも良いから食べさせて、って言いってくれるまで厳しい食餌療法もした。“おかく”はそれにも耐え続けた。

 “おかく”はどんどん体重が減り、ついにこの頃は1.3キロ程度になってしまい、抱っこしても軽くってしょうがない。食もどんどん細くなり、昔好きだったカルカンを食べさせてみた。そういえば猫の育て方を知らなかった頃はテキトウな餌を与えていたものだったが、ンまい!といって食べてくれた。これが、その“切り替えのタイミング”という奴なのだろうか?
 禁止されていたお風呂場の中で伸びて座り、(タイルは濡れているのに、猫って何でこんなことが好きなんだろう?)まるで昔を思い出し、子供のころに帰ったようなそぶりを見せた。何だかこのあたりで覚悟しなくてはならない様な気がしてきた。不思議なことだね。“おかく”はそういう信号を送っていたのかもしれない。